医学生がClaude Codeで個人開発サイトを立ち上げた話
はじめに
私は20代の医学生です。プログラミングの専門教育は受けていません。
それでも、株式投資の分析ツール KabuVisual やタスク管理アプリ TaskDeck、そしてこのポータルサイト ST.Lab を開発・公開できました。それを可能にしたのが Claude Code です。
Claude Code とは
Claude Code は、Anthropic が提供する AIコーディングアシスタント です。コマンドラインで動作し、自然言語で指示を出すだけでコードの生成・編集・デバッグ・デプロイまでを一貫して行えます。
従来のプログラミングでは「言語の文法を覚える → コードを書く → エラーを自分で解決する」という学習コストが必要でした。Claude Code を使えば、やりたいことを日本語で伝えるだけ で、適切なコードが生成されます。
実際の開発の流れ
KabuVisual の開発
KabuVisual は、HYPER SBI2 の歩み値CSVからチャートアニメーション動画を生成するツールです。
- やりたいこと: 歩み値データをローソク足チャートとして可視化し、動画として録画したい
- Claude Code への指示: 「CSVを読み込んでCanvasにローソク足を描画して、アニメーション再生できるようにして」
- 結果: HTML5 Canvas を使った描画エンジンが生成され、ボリンジャーバンド・RSI・出来高プロファイルまで実装できた
技術的な詳細を理解していなくても、何を実現したいか を明確に伝えれば、Claude Code が適切な技術選定とコーディングを行ってくれます。
ポータルサイト ST.Lab の構築
このポータルサイトは Next.js の App Router で構築しています。
- 複数の外部アプリを rewrites でプロキシ配信
- MDX ベースのブログ機能
- 自動サイトマップ・RSS フィード
- OGP 画像の自動生成
これらの機能も、Claude Code に「ブログ機能を追加して」「サイトマップに記事を自動追加して」と伝えるだけで実装できました。
Claude Code 開発で学んだこと
1. 「何を作りたいか」が最も重要
コードが書けるかどうかより、解決したい課題が明確かどうか が重要です。「歩み値を可視化したい」「タスクをゲーム感覚で管理したい」というアイデアがあれば、実装は Claude Code が担ってくれます。
2. 完璧に動くとは限らない
AI が生成したコードでも、環境依存のバグやエッジケースは発生します。実際、このサイトでも リダイレクトループの問題 に遭遇しました。
大切なのは 「動かして、壊れて、直す」サイクルを高速に回すこと です。Claude Code はエラーの原因特定と修正も高速に行えるため、試行錯誤のコストが非常に低いです。
3. ドメイン知識は自分が持つ
Claude Code はコーディングを担いますが、何を作るべきか、ユーザーにとって何が価値か は自分が考える必要があります。
KabuVisual の場合、「歩み値のどの情報が重要か」「大口取引の閾値はいくつが適切か」といった判断は、実際にトレードをしている自分だからこそできました。
医学生 × 個人開発
医学の勉強とプログラミングは一見関係なさそうですが、共通点があります。
- 問題解決のプロセス: 症状から原因を推定して対処する流れは、バグの修正と似ている
- 情報の構造化: 膨大な医学知識を整理する力は、システム設計にも活きる
- エビデンスベース: 仮説を立てて検証するアプローチは、開発でも同じ
Claude Code のようなツールがあれば、プログラミングを本業にしていなくても、アイデアをプロダクトにできる時代 になっています。
まとめ
- プログラミング未経験でも、Claude Code があればWebアプリを開発・公開できる
- 重要なのはコーディングスキルではなく、解決したい課題とドメイン知識
- 「動かして、壊れて、直す」サイクルを高速に回すのが成功のコツ
- 医学生でもエンジニアでも、個人開発のハードルは大きく下がっている
興味があれば、実際に作ったアプリも触ってみてください。
- KabuVisual — チャートアニメーション動画生成
- TaskDeck — ゲーム感覚のタスク管理